2009年06月08日

頭だけがいい子

2週間前、クラス1の秀才を叱り飛ばした。

点数はいいのだが、プチ遅刻を繰り返し、
授業中は普通の声でおしゃべり。

ここ2週間ほどそんな状態が続いていたので時々注意はしていた。

が、聴解のCDを聞いている最中、ラジカセを上回る彼の笑い声。

「うるさいっ!」
教室中が静まり返るような声で叱り飛ばした。

最初はニヤニヤしていた彼だが、

他人の邪魔はするな。
この2週間何度となく注意をしているはずだ。
点数取れてもやる気がないなら教室を出て行け。

「うるさいっ」と声を張り上げた状態のまま
上記のセリフを吐いた私に見る見る顔は眉間にしわが寄っていった。

「放課後二人とも(話しかけられていたほうも)残りなさい」
と締めくくった。


帰りの挨拶終了後、張本人の秀才君は無視してさっさと帰っていく。
階段までおいかけて腕をつかんだ瞬間。

「うるせーんだよっ」

私に向かって腕を振り上げた(*暴力ではない)。

「何で残されるのかわかってんだろー!」

私も私で間髪いれずに怒鳴り返し、
腕をつかんだまんま学校の中に引きずり戻した。


その後もいすに座ろうとしないわ、
座ればふんぞり返って話聞かないわ、
あげく「ニホンゴワカリーマセーン」とのたまう。

秀才のくせに。

騒ぎに気がつき主任が出てきてしまった。

経緯を説明していれば、
「今日注意されたのは3回じゃなくて2回です!」
とそこだけ身を乗り出して抗議する。

なんだ、ニホンゴワカリマースねー。


何だかんだと興奮状態からは落ち着いて、
一応謝罪はしたのだが、正直信じていなかった。
頭のいい子は悪知恵も働くから。


先週。
自習にしてあるテキストが一冊あるのだが、
一週間分やっているか、クラスを回ってチェックしていると、秀才君。

「先生、テキストが間違っている箇所が二箇所あるのを知っていますか?」
「そうなの?」
「チェックしているのに気がつかないんですか?」

本当に「知らなかったんですか?」だけなのか、
私に挑戦したのか、彼のみぞ知る。

だけど、頭「だけ」がいい子は、バカよりバカだよ。
posted by スンプー at 10:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 2006.10-2010.03 日本語学校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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